理事長就任挨拶(70年卒山崎)
2014/04/27
このたび二島前理事長の後を受けて理事長を引き継ぎます山崎承一です。
私は1970年(昭和45年)に卒業し、爾来44年の月日が流れましたが、このようなかたちでJSKSクラブに関われることはまことに光栄なことであり、その責任の重さに身の引き締まる思いです。
少しでもJSKSクラブのお役に立つことで、JSKSクラブへの恩返しが出来ればと思い、心を新たにしております。
理事長就任にあたり、私の抱負、考えを述べさせていただきます。
JSKSクラブとはどのような組織団体なのでしょうか。
そもそもクラブとは同好の士が自らの意思と責任において、メンバーからの会費という経済的基盤に立って、独立自尊、何者にも阿らない不羈の精神で信ずるところを行い楽しむ、そのような集まりではないでしょうか。
我々同好の士は、ラグビーを楽しみその真髄を味わいたいという想いがラグビーとの出会いであったと思います。それは昔も今も変わらないものであり、だからこそ85年の歴史が引き継がれてきたのだと思います。世界恐慌の年として歴史に刻まれた1929年に産声を上げ、戦争という荒波に揉まれながらも時代の変遷を乗り越え、85年の星霜を重ねてきました。
いっときの熱気やブームだけで85年の歴史は作れるものではありません。そこには多くのJSマンの熱い想いが幾重にも重なって85年の年輪をかたちづくっています。
設立に携わられた創立時の諸先輩の夢、それを発展させ軌道にのせた諸先輩の熱い想い、そのようにして築かれてきたJS精神・文化を継承発展させてきたOB諸兄、それら多くの先輩達の想いの上に今日がある、ということを学生の皆さんは今一度思い起こしてください。
さて、皆さんがラグビーをする目的はなんでしょうか。 “ラグビーを楽しみ、ラグビー精神を満喫したい”という気持ちはラガーマンに共通するものだと思います。思う存分ラグビーを満喫してください。またそれが出来る環境をJSKSクラブは提供します。
学生諸君は自分たちの信ずるところを実行する、それが若さであり、4年間の学生時代の特権です。
ただし、その信じるところを自由に行うには、自主、自律、自己責任などの規律に裏打ちされていなくては放縦に堕してしまいます。その規律に裏打ちされた自由な思考と行動力をJSでの4年間の学生生活で身につけて欲しいのです。
そして社会に出てからも己の信じるところを実践できる人間に成長したいものです。
一方OBの皆さんは自らの体験から、JSでの4年間の生活をとおして将来の社会生活、人生において大いに得るものがあったと深く信じています。
それは生涯の友を得ることであり、一人の人間として確たる生き方をつかむことです。
だからOB達は学生諸君にもそのような果実をかちとってほしいと強く願うのです。
JSKSクラブのメンバーとして生涯の友を得たり、人間として成長するのは、ラグビーに対する真剣な取り組みを通してのみ得られるものであることは、それを経験されてきた先輩諸兄あるいは若手OBの皆さんの一致する認識だと思います。
真剣な取り組みの場に身を置くには、“なんとしても目的である勝利を達成するのだ”という強い意志をもったチームを作り上げることが肝要であることは自明のことと思います。
強い意志を持ったチームとなるために、個々人が置かれている環境の中で最大限の情熱をラグビーに注いで欲しいのです。そして一生の宝となる果実を自らの手でつかみとって下さい。
強いチームを目指し切磋琢磨していくことでJSKSの伝統は積み重ねられていきます。
OB諸兄も学生のそのようなチャレンジが可能な環境づくりのサポートをお願いします。
JSKSクラブとして、取り組みたいもう一つのテーマはクラブライフの充実です。
学生時代にJSで過ごす時間の10倍、20倍の長い人生を良き友と楽しく過ごせることは何よりの幸せです。
会員の皆さんに充実したクラブライフを満喫いただけるよう、会員間の交流、ファミリーを含めた交流の輪を広げてまいります。また、学生からOBまで世代を超えた交流を図り、JS精神・文化の伝統を語り継いでいく仕組みも作ってまいります。
学生、OB,家族が一体となったコミュニティーをつくり、クラブとして社会との関わりを持つことができれば素晴らしいな、と夢を描いています。
ラグビーを通じて、クラブ生活を通じてスポーツマンシップ、フェアプレーの精神を身につけた青年を社会に送り出せるとしたら、これこそラグビーを満喫させてもらっている我々JSKSクラブが出来る社会への恩返しです。
創立90年、100年に向けて慶応JSKSクラブを名実ともに充実したクラブに発展できるよう取り組んでまいりたいと思います。OB、学生のみなさんのご協力をお願いしてご挨拶とさせていただきます。
2014年4月 山崎承一
私は1970年(昭和45年)に卒業し、爾来44年の月日が流れましたが、このようなかたちでJSKSクラブに関われることはまことに光栄なことであり、その責任の重さに身の引き締まる思いです。
少しでもJSKSクラブのお役に立つことで、JSKSクラブへの恩返しが出来ればと思い、心を新たにしております。
理事長就任にあたり、私の抱負、考えを述べさせていただきます。
JSKSクラブとはどのような組織団体なのでしょうか。
そもそもクラブとは同好の士が自らの意思と責任において、メンバーからの会費という経済的基盤に立って、独立自尊、何者にも阿らない不羈の精神で信ずるところを行い楽しむ、そのような集まりではないでしょうか。
我々同好の士は、ラグビーを楽しみその真髄を味わいたいという想いがラグビーとの出会いであったと思います。それは昔も今も変わらないものであり、だからこそ85年の歴史が引き継がれてきたのだと思います。世界恐慌の年として歴史に刻まれた1929年に産声を上げ、戦争という荒波に揉まれながらも時代の変遷を乗り越え、85年の星霜を重ねてきました。
いっときの熱気やブームだけで85年の歴史は作れるものではありません。そこには多くのJSマンの熱い想いが幾重にも重なって85年の年輪をかたちづくっています。
設立に携わられた創立時の諸先輩の夢、それを発展させ軌道にのせた諸先輩の熱い想い、そのようにして築かれてきたJS精神・文化を継承発展させてきたOB諸兄、それら多くの先輩達の想いの上に今日がある、ということを学生の皆さんは今一度思い起こしてください。
さて、皆さんがラグビーをする目的はなんでしょうか。 “ラグビーを楽しみ、ラグビー精神を満喫したい”という気持ちはラガーマンに共通するものだと思います。思う存分ラグビーを満喫してください。またそれが出来る環境をJSKSクラブは提供します。
学生諸君は自分たちの信ずるところを実行する、それが若さであり、4年間の学生時代の特権です。
ただし、その信じるところを自由に行うには、自主、自律、自己責任などの規律に裏打ちされていなくては放縦に堕してしまいます。その規律に裏打ちされた自由な思考と行動力をJSでの4年間の学生生活で身につけて欲しいのです。
そして社会に出てからも己の信じるところを実践できる人間に成長したいものです。
一方OBの皆さんは自らの体験から、JSでの4年間の生活をとおして将来の社会生活、人生において大いに得るものがあったと深く信じています。
それは生涯の友を得ることであり、一人の人間として確たる生き方をつかむことです。
だからOB達は学生諸君にもそのような果実をかちとってほしいと強く願うのです。
JSKSクラブのメンバーとして生涯の友を得たり、人間として成長するのは、ラグビーに対する真剣な取り組みを通してのみ得られるものであることは、それを経験されてきた先輩諸兄あるいは若手OBの皆さんの一致する認識だと思います。
真剣な取り組みの場に身を置くには、“なんとしても目的である勝利を達成するのだ”という強い意志をもったチームを作り上げることが肝要であることは自明のことと思います。
強い意志を持ったチームとなるために、個々人が置かれている環境の中で最大限の情熱をラグビーに注いで欲しいのです。そして一生の宝となる果実を自らの手でつかみとって下さい。
強いチームを目指し切磋琢磨していくことでJSKSの伝統は積み重ねられていきます。
OB諸兄も学生のそのようなチャレンジが可能な環境づくりのサポートをお願いします。
JSKSクラブとして、取り組みたいもう一つのテーマはクラブライフの充実です。
学生時代にJSで過ごす時間の10倍、20倍の長い人生を良き友と楽しく過ごせることは何よりの幸せです。
会員の皆さんに充実したクラブライフを満喫いただけるよう、会員間の交流、ファミリーを含めた交流の輪を広げてまいります。また、学生からOBまで世代を超えた交流を図り、JS精神・文化の伝統を語り継いでいく仕組みも作ってまいります。
学生、OB,家族が一体となったコミュニティーをつくり、クラブとして社会との関わりを持つことができれば素晴らしいな、と夢を描いています。
ラグビーを通じて、クラブ生活を通じてスポーツマンシップ、フェアプレーの精神を身につけた青年を社会に送り出せるとしたら、これこそラグビーを満喫させてもらっている我々JSKSクラブが出来る社会への恩返しです。
創立90年、100年に向けて慶応JSKSクラブを名実ともに充実したクラブに発展できるよう取り組んでまいりたいと思います。OB、学生のみなさんのご協力をお願いしてご挨拶とさせていただきます。
2014年4月 山崎承一
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